口の中の味

カフェ・オレ。
朝でも夜でもカフェ・オレを飲む。特に目一杯牛乳が入っているカフェ・オレ好きだ。
カフェ・オレを飲んでいる自分も好きだ。
飲んでる間、落ち着いて物事を考えられる気がする。

去年はずっと慌ただしくしており、国々を回っていた。
というのも、拠点を東京-LA-パリと3つ置き、住む国を選ばず、仕事があるところに生活する。
そんなライフスタイルを送りたく、準備していた。
幸いな事に3カ国それぞれのエージェントとマネージャーに巡り合うことができ、住む場所も確保できた。
だから今年は目一杯、作り上げた状況を活用し、活動の幅を広げるのみだと思っている!

何故カフェ・オレの話をしたかというと、どこにいても自分の居場所というのを変わらず持とうと思ったのだ。

自分の中身が確立していくと、一人でいる時間が好きになる。
容器の中身を充実させたくなる。
身体と心をよく理解できるようになり、エネルギーの使い方をコントロールできる。
昔の方が孤独を感じていた。今はそうではない。
同じように部屋の片隅に孤独という物体は存在しているけれど、もういちいち反応しなくなったのだ。
だって無くならないんだもの。
だから孤独だと考えることも、感じることも、もう時間の無駄だと分かった。

好きなことを徹底的にやろうと思った。
かぎりある人生なのだから、余計な心配はもうしないで、プラスのみを取り入れて、シンプルに突き進もうと思っている。
役を演じること、絵や作品を作ること、それに伴う痛みも苦しい時間も全部好きだ。

最初に口にした一口が、ようやく胃の中で停滞し始めた。

今朝、LAの友だちから電話があった。
一緒に作品展を出さないかという話だった。
急に、湿度で潰されいていた脳味噌が掻き回された。
自分の見ている世界全部がアイディアの宝庫に見えてきた。
このネトっとした口の中の味をもが新鮮に感じる。

想像上の世界と現実の世界を行き来できる、面白い内容を作れたらなぁと、なんとなく思っている。

さて、日も落ちたし、そろそろ帰ることにしよう。