コロナと国民性

こんな状況だからこそ、国民の性格がよく現れてるように思う。

私は今LAにおり、頻繁に日本とフランスへ連絡をとっている。
日本は改めて、高い国民性の高さを感じる。自粛という指示にちゃんと従っている。 
飲食や、商売を潰さないため、あえて利用しているのだと言う声も聞く。
問題を抱えながらも、互いに助け合おうとしている姿勢に胸が暖かくなる。

フランスは思ったより悲壮感はなく、中にはのんびりクリスマス休みぐらいに捉えている人もいる。
移動制限令がある中、皮肉なジョークを言い合う心は忘れていない。
数々のデモやテロを体験しているからだろうか、どんな状況でも諦めず個々の尊厳を大事にしている。

政府の言う事を聞かないのも問題だけど…楽天的な考えはやはり、気持ちがいい。

カリフォルニアは学校、施設…飲食店はテイクアウト以外はどこも閉まっている。
人に会う機会もめっきり減って、コーヒーショップも互いに近づかないように、一人ずつ入店してオーダーする形式になっている。
過剰な意識なのかもしれないが、徹底した心構えに安心する。

どの国も病院は溢れかえっている。物資は急激に減っている。普通に仕事ができない。生活ができない。

生きるエネルギーって心の強さでもあると思う。
出来るだけいい状態のエネルギーをキープし、楽しみ、喜びを見つけて幸せを感じたい。
腐らず、心を豊かになることを意識的に実行したいと思っている。

Berlin Film Festival 2020

Berlin Film Festival was an unforgettable time for me. Everything was so new and went so fast. It was an amazing moment to watch “Minamata” receiving a standing ovation at its world premiere in front of an audience of more than 2,000 people. The film is taking us deeply inside the story of famous US photojournalist, W. Eugene Smith (played by Johnny Depp). This heart-wrenching drama gives us a closer insight into the real-life disaster from the mid-1950s, which caused thousands of people and animals to suffer with Minamata disease. Let’s see if this movie will change my life or not. At least, I feel that I have gained confidence to play “non-mother tongue language”. But I also can now imagine the future challenges that I will have to face soon. It is a long road that we can not always control.  So for now, I have just decided to enjoy and appreciate this unique moment! Hopefully the movie will be available soon to watch and many people will enjoy it.

ベルリン映画祭は私のとって何もかも初めてだったのであっという間の時間でした。 2000人の会場で観た映画”Minamata”は感極まりました。 ジョニー・デップ演じるユージン・スミスの物語を通し、とても強いメッセージが伝わる内容になっています。 お話しにぐんぐん入っていくと同時に、撮影時のことを思い出し、泣けました。公開はもう少し先ですが、是非多くの方々に観ていただきたい映画です。 この映画は、私自身の人生が変わった出来事でした。 母国語ではない言葉で芝居をする事に自信がついたと共に、それ以上に大きな課題が沢山できました。 これからまだ道は長く、果たして自分にはできるのだろうかという途方もなく、漠然とした不安はあります。 でも挑戦できる事はとても幸せな事なのだろう。形になれば万々歳じゃないか。とにかく目一杯、やれる所まで頑張って向かおうと、思います。 その道中での出会いや物語がむしろ結果より面白いのだ。 未来は本当に分からないものです。 今を大事に、たくさん心動かし、感じ、常にフットワークを軽く、敏感に生きて行きたいです。 今回は、一つの通過点になれるよう、また皆さんに素敵な映画を通してお会いできるよう、頑張ります^^ あ、終わった気持ちになりましたが、これから公開するんですよねとにかく、Minamata、楽しみになさってください!

Japanese actress Minami poses on the red carpet for the premiere of the film “Minamata” screened in the Berlinale Special Gala on February 21, 2020 at the 70th Berlinale film festival in Berlin. – The 11-day Berlinale, one of Europe’s most prestigious film extravaganzas alongside Cannes and Venice, celebrates its 70th anniversary in 2020 and will be running from February 20 to March 1, 2020. (Photo by John MACDOUGALL / AFP) (Photo by JOHN MACDOUGALL/AFP via Getty Images) US director Andrew Levitas (3rdL), Japanese writer Aileen Mioko Smith (3rdR), US actor Johnny Depp (4thL), Japanese actress Minami (4thR), Welsh mezzo soprano singer and actress Katherine Jenkins (L), Japanese actress Akiko Iwase (2ndL), British actor Bill Nighy (R) and Japanese actor Hiroyuki Sanada (2ndR) during a photocall for the film “Minamata” screened in the Berlinale Special Gala on February 21, 2020 at the 70th Berlinale film festival in Berlin. – The 11-day Berlinale, one of Europe’s most prestigious film extravaganzas alongside Cannes and Venice, celebrates its 70th anniversary in 2020 runs until March 1, 2020. (Photo by John MACDOUGALL / AFP) (Photo by JOHN MACDOUGALL/AFP via Getty Images)

口の中の味

カフェ・オレ。
朝でも夜でもカフェ・オレを飲む。特に目一杯牛乳が入っているカフェ・オレ好きだ。
カフェ・オレを飲んでいる自分も好きだ。
飲んでる間、落ち着いて物事を考えられる気がする。

去年はずっと慌ただしくしており、国々を回っていた。
というのも、拠点を東京-LA-パリと3つ置き、住む国を選ばず、仕事があるところに生活する。
そんなライフスタイルを送りたく、準備していた。
幸いな事に3カ国それぞれのエージェントとマネージャーに巡り合うことができ、住む場所も確保できた。
だから今年は目一杯、作り上げた状況を活用し、活動の幅を広げるのみだと思っている!

何故カフェ・オレの話をしたかというと、どこにいても自分の居場所というのを変わらず持とうと思ったのだ。

自分の中身が確立していくと、一人でいる時間が好きになる。
容器の中身を充実させたくなる。
身体と心をよく理解できるようになり、エネルギーの使い方をコントロールできる。
昔の方が孤独を感じていた。今はそうではない。
同じように部屋の片隅に孤独という物体は存在しているけれど、もういちいち反応しなくなったのだ。
だって無くならないんだもの。
だから孤独だと考えることも、感じることも、もう時間の無駄だと分かった。

好きなことを徹底的にやろうと思った。
かぎりある人生なのだから、余計な心配はもうしないで、プラスのみを取り入れて、シンプルに突き進もうと思っている。
役を演じること、絵や作品を作ること、それに伴う痛みも苦しい時間も全部好きだ。

最初に口にした一口が、ようやく胃の中で停滞し始めた。

今朝、LAの友だちから電話があった。
一緒に作品展を出さないかという話だった。
急に、湿度で潰されいていた脳味噌が掻き回された。
自分の見ている世界全部がアイディアの宝庫に見えてきた。
このネトっとした口の中の味をもが新鮮に感じる。

想像上の世界と現実の世界を行き来できる、面白い内容を作れたらなぁと、なんとなく思っている。

さて、日も落ちたし、そろそろ帰ることにしよう。

追熟

自宅近くで見つけたある本屋。
入った瞬間、なんだか…自分っぽい。
居心地がいい場所に遭遇すると、安心感が湧く。

ジョン・ケージの本に手を伸ばす。
その瞬間、17、18歳の若き頃にトリップし、彼の世界観に感じたエクスタシーを思い出した。
本をめくる度、蘇る過去の記憶。
今と重ねても大して自分は変わっていないのだな。
ただ複雑にして生きてしまったのだなっと実感する。

今日という日を特別なものにしたかった。
何かしようと意気込むのだが、体が気持ちと矛盾する。
今日という1日を ただ何もなく過ぎて欲しくなかった。
そんなある日、無性に土を触りたくなり、自宅の裏庭に出た時の出来事を綴りました。


追熟

荒れ果てた裏庭に手を入れた
不思議と重力が土に吸い込まれていく

ミミズが大量にうごめいていて
土地の動きが見て取れる

草をむしり、枝を切り、土を耕す

自分の手が敏感になっていく
枝の棘にビクつき、服に付いた土埃にくすぶり、日光の暖かみに恍惚とする…
まるで両手が別の生き物になったようだ

身体が感覚を呼吸している
心は敏感に反応する

なにもない場所に恐怖を想像で埋める
そんな習慣、もうやめよう

不必要なものをずっと握りしめていたことに気づく
過去がそれに執着する

手を広げればいいだけのこと
ボロボロと、指の間からこぼれ落ちていく屑たちよ
やがて記憶と共にこ大地の奥深くへ還り…マグマに溶かされ、エネルギーの源となってくれ

映画”Minamata”


1970年代。世界的に有名なフォトジャーナリスト、ユージン・スミス氏が水俣市へ来日し、取材を通し人々と交流を深めました。
彼は戦争で負った傷の後遺症に耐えながらも、目の前で起きている公害問題、ジャーナリズムへの問いに葛藤し続け、その存在意義を世界へ伝えたお話です。恋愛も少しあります。
監督:アンドリュー・レヴィタス 主演:ジョニー・デップ
私はユージン・スミスの後の妻、ヒロインでもあるアイリーン・スミスを演じました。
約2ヶ月の撮影、準備を入れると3ヶ月、初めてのアメリカ映画、英語での撮影は役者人生、いや、自分の人生を大きく変えた時間でした。

本当、生きていると思いもよらないことが起きるのですね。
いい事も悪い事も沢山あり、どの出来事もいずれ人生の線上に繋がっていく大事な要素だと思ってます。
何も見えない先を半分は願望高く、半分は無計画に生きてきました。
だけどまさかフランス語訛りの自分がアイリーン役のオーディションに受かると思っていませんでした。
結果を聞いた時は正直、大変なものに受かっちゃったな〜って思いました。
今までを振り返ってもどの点と点がこの映画に繋がったのか見当もつかないけれど、とにかく役を演じられる興奮、先がもっと見えなくなる人生の面白さを感じました。

あの3ヶ月はひたすら、毎日毎日負けないように戻れない道をただただ進んでいったような時間でした。
監督は粘り強く、ずっと私のことを信じてくれました。
ジョニーは役者としてのピュアさと洞察力、表現力が素晴らしく、
不思議と化学反応もあい、どんな表現でも受け止めてくれる包容力に沢山助けてもらいました。
まるでジャズのセッションをしているように自由でいれて、幸せでした。
そしてフランス人の名カメラマン、ブノワ・デロム氏が手がけた映像はなによりも綺麗です。
公開は少し先ですが、皆さんどうぞ楽しみになさっていてください。

いくつか記事を掲載します:

Movieweb.com

Hollywood reporter

ALBION

The historical brand “ALBION” celebrate the 45th anniversary for “SKIN CONDITIONER ESSENTIAL”.
They made a beautiful short movie to explain this gladness.
(Dir. Nobuhiro Suwa / start. Pauline Étienne, Minami, Aoi Teshima)
Every scenes was shot in Paris…

Suwa director puts a magic to make an amazing images on this film.
I played a painter who try to find herself (my real paintings witch I painted in Paris is also in this movie).
I really enjoyed to work with this crew.
Suwa-san is one of my favorite Japanese director, so it was a honor to participe in this project !
“ALBION” is one of the famous cosmetic brand in whole Asia.
This commercial film will be on the stores, website… everywehere in Japan.
That so exiting !!
Don’t miss this amazing chance…you can check from my page :  “Movie” !!

美しい歴史を辿ったアルビオンの薬用スキンコンディショナーエッセンシャルが45周年を迎えました!

そのお祝いショートムービーに出演させていただきました。

(Dir. 諏訪 敦彦 / start. Pauline Étienne, 美波, 手嶌葵)

全編パリ撮影、3人の女性が現実と戦いながらも美しく生きていくお話です。

諏訪敦彦監督のマジックによって大変素敵な映画になっています。

私は画家の役を演じ、実際にパリで描いた絵も飾ってあります。

短い撮影期間でしたが、フランスのスタッフさんは諏訪監督への尊敬がとても厚く、ステキな空気感と緊張感の中で撮影が行われました。

自身も、以前からずっとご一緒にお仕事したく、映画も大好きだったので、今回ご一緒に作品が作れたこと、とても光栄に思います。

ご存知の方も多いかもしれませんが、アルビオンというブランドはアジア全体で絶大な人気を誇るブランドです。

このショートムービーは店舗、ウェブ等、拝見できる機会が沢山あるかと思います!

このホームページからも、もちろん。
素敵な世界に浸れること間違いなしです。

是非“Movie”からご覧ください^^

「時よ、止まるな。あなたは美しい。アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル “スキコン”が生まれて45周年。いくつになっても、輝ける場所を求める女性たちの人生に、これからも寄り添い続けてゆきます。」

Malibu山火事跡地

先日、マリブの山火事の跡地を見ました。

同じロサンゼルス内で家から車で1時間とわりかた近い場所で起きていた山火事。

私が見たのはほんの一部だったけど、心が痛かった。

下の動画は友人宅の庭です。

また別の友人の家は全焼し、今娘と仮住まいに避難しており,そのほか沢山の方々がトラクターで避難生活をしている。

自然災害はいつも身近にあることを改めて意識させられる。

先週、大事故にも遭遇した。

高速道路での大型ガソリン車の巻き込み事故。

ガソリン車は炎につつまれ、被害者や、何台もの横転した車を目にした。

道路は閉鎖されつつあり、間一髪のところで抜け出せてなければ、私たちは火の海とガソリン車に挟まれ動けない状況なっていた。

あの時の火傷するくらい熱い窓と、ガソリンのにおいや目にした光景は鮮明に胸に焼きついてる。

私たちは思っているより不安定な世界に生きているのだな。

自分の身の回りのことに多く頭を使ってしまうけど、失う時は何もかも一瞬にしてなくなってしまう。

考えるだけで怖くなるけど、この現実をいつも意識するようにしている。

死が間近にある事を意識するとくだらない事で悩んだりしている自分を一撃したくなる。

Los Angeles

舞台「華氏451度」も無事大千秋楽を終え、ただいまロサンゼルスに来てます。

今年いっぱい滞在して、様々な体験を通して表現の可能性や、蓄えを増やして行きたいと思っています!

10年ぶりのLAは以前のイメージとは違い、食も文化もとても進んでいます。
特に驚いたのはご飯が美味しいこと!様々な文化が混ざり合って、枠を超えたニュースタイルフードが多い。

ベースは守りつつ、自分流にアレンジする。20代で起業している人が多く、皆職人であり芸術家である。自立したエネルギッシュな文化を食を通して感じました!

 

 

またキャッシュレス化が進んでいることにも驚きました。
レジには”現金受け取りません”の表示があれば、Apple Payやらペイパルやら私には馴染みがない表示を多く目にします。
世界がどんどん統一化して行くのだなぁと感じました。

その反面、メキシコ人、移民問題が深刻化しており、どれだけ私たちは移民の人たちに支えられてる社会なのだろうと感じます。
奴隷化システムとして働かなくてはならないメキシコ人を全員追いやったら、社会が動かなくなってしまいます。
ここでは様々な社会問題を目の当たりしては私たちの中でも話し合います。
フランスでも女子会でも必ず政治の話が出てきます。
日本にいる私も自分たちの国のこと、世界の問題について向き合い話して行くべきだと思いました。

 

 

そういえば久しぶりのブログでしたね、、
先日無事大千秋楽を迎えた舞台「華氏451度」は本当に楽しかったです!!
ヒロイン二役と機械猟犬と鹿を演じ。。舞台上での早替え、役替があり、リズムや呼吸、身体の動かし方の変化で表現を変えて行く作業は面白く、バランスを見つけるのが難しい中、自転車に乗れた時のような”なんだこれか!”という力が抜ける瞬間が沢山あり、”お芝居にも正解があるのだなぁ”と感じました。

 

 

やっぱり芝居は好きだなぁ。舞台を作ることにも大変興味というか夢があり、これからの自分、何ができるのだろうという想いの中、相変わらずマイペースに生きています。

私の適当英語は上達しませんが、できるだけ多くの人に会っています。自分のやりたいこと、企画や目標を話し気の合う人が更に人を紹介してくれた

りして。。やりたいことはどんどん言語化していけばどうにか形になるのだなぁと感じます。

少し長くなりましたが、ご拝読ありがとうございます^ー^

また近々更新予定です~

美波

 

華氏451度

ただ今出演中のお芝居、「華氏451度」10月14日まで神奈川芸術劇場で上演しております。
私はヒロインのミルドレッド、クラリスそして機械猟犬と鹿も演じます。。
舞台空間も美しくエネルギッシュな作品になっています。
原作により忠実に、けれど舞台でしか表現できない新しい物語です。
是非、お待ちしております!

いつくかピックアップいただきました記事です:
https://youtu.be/hMwGfRo3MBE
エントレ
シアターガイド
週刊文春

文化村コクーン歌舞伎「切られの与三」

歌舞伎を現代演劇が融合し、斬新でスタイリッシュでどこまでも宇宙が広がる、串田和美さんの演出は物語にグイグイ引き込まれる。痺れるほど素敵でした。

シアターコクーンのお芝居は、自身がお世話になり、先生でもある中村勘三郎さんを思い出し、蜷川幸雄さんを思い出す。
今回、与三が勘三郎さんと重なる部分があり、
物語の終盤、お富が与三に”いいなぁ、走り続けられて。私はここから動けない。走り続けなさい、そしていつかまためぐり逢おう”という(うる覚えだが)。
まるで天国からの言葉のような気がした。
演劇を通し、魂は受け継がれるのだろうか、分からないけれど、魂は存在しているのだなって思った。
私は今まで誰のためにお芝居をしていたのだろうか。人のためにお芝居をしたい。
そして進み続けようと強く背中を押された素晴らしい世界だった。cocoon_201805ffl_3dcf06204eeb1bd4310f2c451e8cfc2e